☆栄養のバランスがとれた食生活をめざしましょう！
こんにちは、ビセットプラザではハッピー妊活特集として「妊娠中に食べたいおすすめの食べ物について」をそれぞれの食材ごとにご紹介していきたいと思います。
妊娠中は栄養を、特に妊娠初期は赤ちゃんの脳や神経などからだを形成する大事な時期なのでバランスよく、何でも、摂取するのが一番ですが、つわりで体調がよくないなど様々な事情から食欲が低下してしまい、食べることが難しいときもあると思います。
そんな時は、栄養摂取に効率の良い食材を無理せずに、食べられるだけ食べることを心がけたいと誰もが思うはずです。
この特集ページでは、そんな悩みを持つ妊婦さんにこの栄養素を摂りたいならこの食材をこんな風にすれば食べやすいなど、おすすめの食材とその食材を使ったレシピをなぜこの栄養素が必要なのかも交えてご紹介していきます。
今回は「第２章 切干大根」がテーマです。
今後も「妊娠中に食べたいおすすめの食べ物について」を更新していきますのでぜひ参考にしていただき楽しいマタニティライフを送ってくださいね。
妊娠中に食べたい！おすすめの食べ物「切り干し大根」
★★レシピも掲載中！★★
はじめに、「妊娠中に重要な５つの栄養素」
一般的に妊娠中に重要な「５つの栄養素」と言われているのが「たんぱく質」、「葉酸（ようさん）」、「鉄分」、「カルシウム」、「食物繊維」です。
たんぱく質は赤ちゃんの血液や筋肉を作る大切な栄養素です。
葉酸は赤ちゃんの正常な発育に大事な働きをし、特に初期に摂取することで赤ちゃんの神経管閉鎖障害の発祥のリスクを減らすことができると言われています。
鉄は妊娠すると赤ちゃんの成長をサポートするために鉄欠乏状態でお母さんが貧血になりやすくなりますので積極的に摂取したい栄養素です。
カルシウムは赤ちゃんの骨や歯などを作るための栄養素です。
食物繊維は便秘になりがちな妊娠中の便秘予防と改善に効果があります。
これらを３度の食事にしっかりと冷凍食品やインスタントのものはなるべく避け、手作りすることを心がけバランスよく摂取していくことが理想です。バランスの良い食生活を心がければ、母体の健康が維持され、赤ちゃんの発育に必要な栄養素を過不足なく供給することができます。
妊娠中のお母さんの食事で赤ちゃんの一生の健康状態が決まるそうなので赤ちゃんが栄養不足にならないように、とはいえ食生活を急に変えることは難しいのでできるところから少しづつ、妊娠をきっかけに健康な食生活を送ることを意識してみませんか！
第２章 「切り干し大根」なぜ、切り干し大根がおすすめなの？
妊娠中は、様々なトラブルが起こりやすく、おもな症状は塩分の摂りすぎなどによるむくみ、鉄分不足による貧血、食物繊維不足による便秘などでその多くは食生活を見直すことで改善されることもあるようです。
〇むくみ
妊娠中の女性ホルモンの影響で水分量が多くなるのが原因です。特に妊娠後期は大きくなる子宮により足から心臓への血流が圧迫されてしまうので足がむくんでしまうことが多いようです。
〇貧血
妊娠中の赤血球が増えてお腹の赤ちゃんに血液を送るために増えた血液を補う必要があるので、お母さんが貧血気味になってしまうようです。
〇便秘
女性ホルモンの働きにより胃腸の動きが抑制され、さらに大きくなった子宮により血液循環が悪くなってしまい、そのため腸の動きも悪くなるため便秘がちの妊婦さんが多いようです。
切り干し大根にはむくみ改善のためのカリウム、貧血防止のための鉄分、便秘解消のための食物繊維や、赤ちゃんの発育に欠かせない葉酸、歯や骨の形成に必要なカルシウムなど妊娠中のトラブルを改善できる栄養素がたくさん含まれており、食生活を見直してみようと考える妊婦さんの強い味方になってくれる食材です。
但し、切り干し大根は「リグニン」という不溶性の食物繊維が豊富なので食べすぎるとお腹が張ってしまうことがあります。果物や海藻、こんにゃくなどの水溶性食物繊維と一緒にバランスよく食べることをお勧めします。
【切り干し大根の戻し方】
豊富な栄養素たっぷりの切り干し大根、栄養素を逃がさないで戻すことが大切です。
どのような調理にするとしてもまずは汚れを落とすことから始めます。
★ざるに入れたら水でさっと洗い、そのあとさらに軽くもみ洗いをしましょう。
★戻し時間は５分から２０分位ですが、調理しながらでも戻すことはできます。切り干し大根は戻すと４倍くらいの量に膨らみますので必要な量だけ戻すよう調整してください。切り干し大根を戻した戻し汁にはたくさんの栄養が含まれています。戻し汁は捨てないで調理に使いましょう!
今回はしぜんとくらその「妊活特集ページ」でご紹介している安心・安全に口にすることができる食材より、「切り干し大根」を使ったレシピをご紹介します。
写真（左）は大根を細切りにして乾燥させている様子です。このようにして乾燥させたのが「切り干し大根」です。天日干しで乾燥させることで甘みが増し栄養が凝縮します。
９０%が水分でできている生の大根を乾燥させると、水分がなくなって栄養素だけが大根に残ります。乾燥させることで生の大根より小さくなり、その分たくさん食べることができます。切り干し大根は凝縮された栄養素を多く摂取できる優れものです。
機械干しではなく天日干しにすることで、紫外線による酵素のはたらきが活発になるので、アミノ酸などの新たな栄養素が増えます。天日干しすることでビタミンCが減ってしまいますが、大きく増える栄養素の方が多く、骨や歯を丈夫にするカルシウムは２３倍に、貧血予防の鉄分は３２倍、代謝を促進するビタミンB1とB2は１０倍、動脈硬化予防や便秘改善に効く水溶性食物繊維が6倍、不溶性食物繊維は２０倍と天日干しをすることのすごさがよくわかりますね。
☆有機切り干し大根を使ったレシピ
ごぼうには食物繊維とミネラルが豊富、切り干し大根と一緒に炒めて腸内環境を整え肌荒れや便秘の予防にも、妊娠中に感染症にかからないためにも、免疫力をアップさせて腸を活発にさせる効果を期待しましょう。
★★トマト缶のビスフェノールA（BPA）について★★
トマト缶は大変便利ですが、缶詰の缶の腐敗や金属が溶け出すのを防ぐためにされている缶表面のコーティング剤に、プラスチックの原料にもなっているビスフェノールA（BPA）という化学物質が使用されていて酸が強いトマト缶は缶の内側のコーティング剤が溶け出してしまうため危険と言われています。
色々な料理に使える便利な食材であるトマト缶、低カロリーで、栄養素を豊富に含んでいる健康にも良い食材で妊婦さんや乳幼児などはトマト缶の多用に気をつけた方が良い場合もありますが、大量に使用しなければ危険性を気にする必要はないとも言われています。
＊ここでは栄養たっぷりで手軽に使える食材としてトマト缶をご紹介しています。トマト缶の使用は微量なら問題ないとされているとはいえビスフェノールAの影響が気になる妊婦さんにはおすすめできません。体調がいいときなどにリフレッシュもかねてフレッシュトマトを使って手づくりしてもいいかもしれませんね。
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