カフェインの摂りすぎは体調不良にも!
コーヒー好きの妊婦さんは
カフェインの過剰摂取に気を付けましょう!
こんにちは、妊娠中に食べたいおすすめの食べ物・飲み物についてをご紹介している「ハッピー妊活特集」、今回は『カフェイン』です。
妊娠中は栄養を、特に妊娠初期は赤ちゃんの脳や神経などからだを形成する大事な時期なのでバランスよく、何でも、摂取するのが一番ですが、つわりで体調がよくないなど様々な事情から食欲が低下してしまい、食べることが難しいときもあるかと思います。
そんな時は、栄養摂取に効率の良い食材を無理せずに、食べられるだけ食べることを心がけたいと誰もが思うはずです。
この特集ページでは、そんな悩みを持つ妊婦さんにこの栄養素を摂りたいならこの食材をこんな風にすれば食べやすいなど、おすすめの食材とその食材を使ったレシピをなぜこの栄養素が必要なのかも交えてご紹介します。
今回は、第10章 妊婦さんに気をつけてほしい飲み物『カフェイン』をテーマに妊娠中に摂取しないほうがいいカフェインはどんなものなのか、お母さんと赤ちゃんへの影響はどうなのか等をご紹介しています。
これからも「妊娠中におすすめ、もしくは避けたほうがいい食べ物・飲み物など」についてをご紹介していきますのでぜひ参考にしていただき楽しいマタニティライフを送ってくださいね。
妊婦さんに気をつけてほしい飲み物!『カフェイン』
カフェインとは?
カフェインは、化学物質のひとつでその効能は、
眠気をなくす
利尿作用
が主で体脂肪を燃やしたりカルシウムの放出を促進する効果もあると言われており医薬品にもつかわれています。
●カフェインの副作用
不眠
胃が荒れる
利尿作用により肌の水分が失われるなど
一気に摂りすぎると中毒になり、不安感、神経過敏、不眠症、胃腸障害など摂取量が多いとまれですが命を落とすこともあると言われています。
注)摂取量の多さに関してはあくまで個人差があります。
●カフェインのメリット
眠気覚まし
運動能力アップ
脂肪燃焼など
●過剰摂取時のデメリット
眠れない
イライラ
頭痛
疲れ
吐き気
など
●カフェインの依存症
カフェインをとり続けている人がカフェインをとらないと眠気、あくび、集中力の欠如、倦怠感、イライラ、などの症状が現れる場合があるようです。
●カフェインを摂りすぎないために
カフェインを取り除いた「デカフェ」
カフェインの少ない「カフェインレス」
カフェインゼロ「カフェインフリー(ノンカフェイン)」
但し、全くカフェインが入っていないのはカフェインフリーのみです。「デカフェ」、「カフェインレス」には微量ですがカフェインが入っていますので注意が必要です。
カフェインが与える妊婦さんと赤ちゃんへの影響
妊娠中にカフェインを摂りすぎると赤ちゃんを流産、早産のリスクが高まってしまったり、流産、早産は免れても赤ちゃんの成長に影響を及ぼす恐れがあります。
カフェインには血管を収縮させる作用があるのでお腹が張ってしまうことが原因と言われており、また血管が収縮されることで赤ちゃんに運ばれる酸素、栄養が減ってしまうことになります。
また、お腹の赤ちゃんはへその緒を通じて酸素や栄養を摂取するため内臓機能が未熟な赤ちゃんはお母さんが摂取したカフェインを上手に排出できないため発達障害や低体重、低酸素状態などになってしまいます。
更には、カフェインは鉄分の吸収を妨げてしまうため、赤ちゃんの成長に必要な鉄分の吸収を阻害したり、お母さんの貧血の原因や頭痛、不眠などの不調を招くことになる可能性があるようです。
妊娠初期
妊娠に気づいたその時からカフェインは控えるのが理想です。
カフェインは中枢神経系に作用しますので不眠症、高血圧、消化器官への刺激によりつわりが悪化してしまうようです。
妊娠中期
つわりが治まる安定期、体調がよくなるので少しの量のカフェインであれば赤ちゃんへの大きな影響はなさそうですが、赤ちゃんのためを考えるとノンカフェインの飲み物を飲むほうが安心と思われます。
妊娠後期
赤ちゃんが成長してくるので子宮が大きくなって膀胱を圧迫してくる時期です。そのためただでさえ頻尿に悩むことが多い中、利尿作用があるカフェインの摂取は頻尿が悪化してしまうため避けたほうが無難な時期です。
妊娠中何を飲んだらいいの?
代表的な飲み物に含まれているカフェインの量(コップ1杯約180mlに対して)は、
ドリップコーヒー の場合 :130~180(mg)
紅茶 の場合:25~100
緑茶の場合: 100
コーラなどの清涼飲料水の場合:18
*カフェインの致死量は5000mgほどと言われています。(個人差は体重や体質にも関係するようです。)
妊婦さんに対するカフェインの上限は定められていません。
悪影響のない最大摂取量として世界保健機関(WHO)では1日300mgとされています。
コーヒーですと1日2杯程度までなら妊娠中に摂取しても赤ちゃんに大きな影響の可能性は低いとされています。
カフェインを摂取した場合はカフェインの排出を促してくれる水も一緒に飲むといいとされています。
ただし、この量も妊婦さんの体質や体形などで個人差がありますので全く影響がないとは言い切れません。
極力カフェインを含む飲み物は飲まないようにするのが理想と思われます。とはいえどうしても我慢ができない、飲みたいときは適量を飲んでストレスをためないようにするといいかもしれません。
妊婦さんだってコーヒーブレイクしたいと願うのは当然ですから、気を付けなければならない点をしっかりと理解して上手に、美味しく飲んでリラックスしましょう。
妊娠中は妊婦さんの口に入るものすべてが赤ちゃんに影響し、赤ちゃんのからだを作っていくと思いましょう。
カフェインを含まない飲み物としておすすめなのが、
●麦茶
大麦が原料、ノンカフェインでミネラルが豊富、水分補給とミネラル補給ができます。妊婦さんには最強の飲み物と言ってもいいでしょう。お腹を冷やさないように夏でも常温またはホットで飲みましょう。
●黒豆茶
黒大豆が原料、ノンカフェインです。
●そば茶
そばの実が原料、ノンカフェインです。
●ルイボステイー
ノンカフェインです。ポリフェノールが多く含まれるため飲みすぎには注意が必要です。
ほうじ茶、ウーロン茶、ココア、一部の健康茶などにもカフェインが含まれていますので摂取には気を付ける必要があります。また、ハーブテイー(レモングラス、ローズマリー、シナモン、ジャスミン、ハト麦など)には子宮を収縮させる作用があるので事前に確認をしましょう。
妊娠前にコーヒー、紅茶、緑茶が大好きだった方は飲むのを制限されるのはつらいことです。が、今まで飲んだことのないなじみのない飲み物の美味しさを発見できる機会かもしれませんね。
妊婦さんにおすすめの飲み物
国産有機大麦を100%使用したノンカフェインの健康茶です。ミネラルが豊富なのでほてった体を冷やしてくれるので熱中症、夏バテなどから体を守ってくれます。
さらには血行促進、抗酸化作用、胃の保護、虫歯予防などの効果もあります。
使用しているティーバッグの紙は無漂白、有機JAS認定されています。
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緑茶の茶葉と茎を摘み取り天日に干し、よく乾燥させ3年間熟成させてその後じっくり焙煎したお茶です。熟成する間にカフェインやタンニンが抜けるので赤ちゃんからお年寄りまで安心して飲めるお茶です。
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ルイボスというマメ科の植物から作られる発酵茶、ミネラルが豊富なノンカフェインティーです。鉄の吸収を妨げるタンニンの量が少なく貧血の方におすすめです。ホットでも、アイスでも美味しくお飲みいただけます。
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オーガニック
ハニーブッシュティー
南アフリカの限定された地域に飲み生育するマメ科の灌木の茶葉かからなる苦み、渋みがないはちみつに似た甘い香りがほのかに香るお茶です。
現在日本では唯一のペットボトルに入ったオーガニックのハニーブッシュティーです。
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インドネシア、スマトラで栽培されたマンデリンオーガニック豆を使用したカフェイン含有量0.1%以下、通常のコーヒーと変わらない美味しさが味わえるドリップコーヒーです。注)微量ですがカフェインが含まれています。
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お湯を注ぐだけの簡単みそ汁です。つわりなどでつらいときなどに便利です。
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妊婦さんだけじゃなく誰もが美味しくいただける「麦茶」、夏には欠かせない飲み物ですね。