こんにちは、翔栄ファームカフェです。
この度、翔栄ファームカフェでは生活習慣病予防をテーマにした新しい特集『生活習慣病を防ごう!』をお届けすることになりました。
生活習慣病を予防するための食生活とはどうしたら良いのか?
その改善方法はどのようにしたら良いのか?
などをその症状ごとにご紹介させていただきたいと思います。
夏には欠かせないデザートといえば「水ようかん」ですね!
水ようかんの寒天と小豆に驚きの力が!
高血圧やコレステロール、血糖値など年齢を重ねるとともに高くなってしまう数値、食生活改善しなければいけないなあと健康診断のたびに思いながらも・・・
なかなか改善することができないでついついそのまま放置してしまってはいませんか?
そんな悩みを持つ方々に伝えたい、食事を変えることで数値は必ず変わります。健康診断のたびにその結果にびくびくしないためにも始めてみませんか?食生活の見直しと改善を・・・
この特集ではこんな症状にはこの食材をこんな風に食べるといいなど、おすすめの食材と美味しい食べ方、この食材がおすすめする理由なども交えてご紹介していきたいと思います。
今回は生活習慣病を防ごう特集の第3章、「水ようかんで生活習慣病対策!~動脈硬化と高血圧を予防しよう!~」がテーマです。
小豆と寒天が持つ成分が動脈硬化や高血圧の予防対策にはおすすめの食材のようです。中でも暑い夏に食べたい水ようかんは最強のデザートと言われています。
肥満気味だからと甘いものを我慢していた方にも水ようかんの耳寄りな情報をご紹介します。
これからも「生活習慣病を防ごう!」を更新していきます。身体は食事からできていると言っても過言ではありません。ぜひ正しく美味しく食事をして健康寿命を延ばしましょう。
動脈硬化、高血圧症にベストマッチなスイーツとは?
暑い日が続いていますね。今年の夏はダブル高気圧で全国的に平年より厳しい暑さ、猛暑予想が発表されています。
暑い夏に涼を感じるものと言えば、見た目も涼しい冷たい夏の和菓子、水ようかんが思い浮かびます。
水ようかんは暑くて食欲がないときでもつるんとさっぱり食べやすいデザートですが、実は寒天とあずきの組み合わせは腸内環境を整えてくれるばかりではなく、動脈硬化や高血圧症など生活習慣病を予防する食材としても注目されているんです。
~寒天(かんてん)~
寒天は天草(テングサ)などの紅藻類海藻を煮て脱水乾燥させたもの、主成分は炭水化物で食物繊維を多く含むことで整腸作用があり、消化吸収されないのでヘルシーなノンカロリーです。
食物繊維とは人の消化酵素で消化されない成分のことで腸内の善玉菌のエサになって善玉菌を増やしてくれます。
善玉菌が悪玉菌に勝っている腸内は健康で便秘や下痢になる心配もなく美肌や免疫力アップにもつながります。
善玉菌が悪玉菌の働きを抑えてくれるので、体内で毒素が作られたとしても体外への排出がスムーズになるからです。腸を健康に保つことこそが生活習慣病の予防につながると言われています。
寒天に豊富に含まれている食物繊維が排便を促してくれることで便秘を解消してくれると同時に寒天は満腹感が出るので食べ過ぎ予防もできるため肥満防止の効果もあります。
寒天は生活習慣病と言われる症状の1つ、コレステロールの吸収を防ぎコレステロール値を下げる効果があることも報告されています。
コレステロール値の高い方々を対象に生活習慣病と寒天に対する効果を見る調査が行われことがあり、その結果によると・・・(長野寒天水産加工業協同組合より)
3か月の間、週5回以上、常食(ご飯みそ汁スープ)に添加して寒天(甘くないもの)を食べ続けてもらうという調査です。寒天を摂取中は総コレステロール、LDL-コレステロール、中性脂肪、血糖値が食べる量に関係なく改善傾向にありましたが、寒天を食べることを止めた時期から徐々に数値が元に戻ってしまいました。
このように寒天は生活習慣病を予防・改善できることが実証されています。
~小豆(あずき)~
小豆は食物繊維と糖質で構成される炭水化物で20%は食物繊維が占めていて悪玉コレステロールを減らす効果があります。
小豆の外皮に含まれるサポニンが体内のコレステロールを除去、血栓の素となる脂質が活性酸素によって酸化された過酸化脂質の生成を抑制してくれます。
ポリフェノールは抗酸化作用が強く活性酸素などの有害物質を無害に変える作用があります。
これらの成分がコレステロールや中性脂肪の増加を防ぎ血糖値の上昇を抑え血圧を正常にしてくれるので動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの予防につながります。
緑茶と一緒に食べることで緑茶に含まれる血糖値を下げる働きとの相乗効果により血糖値の上昇が抑えられると言われています。
小豆も生活習慣病の予防や改善の為に日常的に食べることが推奨されている食材です。
動脈硬化って何?
心臓から送り出される血液を全身に運ぶ動脈の血管が硬くなり弾力性がなくなった血管が老化した状態のことを言い血栓などが生じて血管が詰まりやすくなります。
目に見える肌の老化とは違い、命にかかわる老化にもかかわらず、外からは気づきにくいため放置しがちです。
その結果、心筋梗塞や脳卒中などの病気を引き起こしてしまいます。
動脈硬化はコレステロール値が高い人ばかりの病気ではありません。内臓脂肪型肥満の方や高血圧、高血糖の方など多くの要因により進んでしまいます。
老化=お年寄りではありません。実は、血管の老化は子供の時から始まっており、30歳を過ぎたころにはかなりの人が軽い動脈硬化が見られると言われています。
症状としては頭痛、めまい、耳鳴り、手足に力が入らない、階段の上り下りがつらい、動悸、足の冷えやしびれなどがあります。
残念ながら現在は動脈硬化の治療薬はなく、生活習慣を改善し、危険因子をなくしていくことしか治療方法はないようです。
動脈硬化の原因は悪玉コレステロール、高血圧、肥満、加齢、糖尿病、運動不足、喫煙、バランスが悪い食生活、ストレスなどが挙げられています。特に喫煙は一酸化炭素が「体に入ることで動脈硬化になる可能性が3倍にもなると言われています。
太り気味の人に起こりやすい高血圧、肥満、高血糖、高脂血症、これらをメタボリックシンドロームといいますが、この4つが重なってしまうと動脈硬化になる確立が30倍になると言われています。
~動脈硬化を予防する「水ようかん」~
動脈硬化を予防するのにいいと言われているのが小豆のあんこや寒天などの和菓子です。
食物繊維を多く含んでいるため悪玉コレステロールを減らす効果があります。また満腹感も得られるため食べすぎず肥満症のリスクも避けることができます。
生活習慣病と最近ではよく耳にしますが、この病気は遺伝による病気ではなく早期に発見し、早期に対策をすれば予防できる病気です。
動脈硬化は生活習慣病の原因の1つとなるものですが、血管の壁の中に悪玉コレステロールがたまってしまい狭くなる病気です。動脈が狭くなると脳では脳梗塞、動脈が硬くもろくなると破れて脳出血やくも膜下出血などのリスクがあるとされています。
心臓の筋肉に血液を送る冠動脈に悪玉コレステロールがたまることで中が狭くなり心臓の筋肉に十分流れてくれなくなります。胸が痛い狭心症や心筋梗塞などの原因になります。動脈硬化の予防がとても重要であることがよくわかります。
高血圧症だとどうなるの?
食塩のとりすぎ、肥満などが原因で血液中のコレステロールが増加し、コレステロールが血管壁内に蓄積、動脈硬化が起こりやすい状況になることで、血圧が高くなってしまいます。繰り返し測っても最高血圧140mmHg以上、最低血圧90mmHg以上の状態のことで高血圧と診断され、高血圧の状態が続くことで動脈硬化や狭心症、心筋梗塞、心不全、脳梗塞や脳出血、認知症になるリスクが高くなります。
脂質異常も高血圧症も高いからと言ってすぐに症状が出るわけではないので気づきにくいのですが、長年放置することでだんだんと動脈硬化が進み、脳卒中や心筋梗塞などのリスクがあるため予防することが必要なのです。
塩分を控える食事をし、排出してくれるカリウムや食物繊維などを意識して摂るように食生活を改善し、適度な運動、ウオーキング、ゆっくり泳ぐ、階段を使うなど無理のないことから実践することから始めるといいでしょう。またストレスをためないように、入浴などでゆったりと過ごし、心身の疲労回復も心がけましょう。
加齢や遺伝によるリスクはコントロールできませんが食生活の改善や適度な運動は自身でコントロールができますね。
動脈硬化も高血圧症も生活習慣を正すことで予防することが可能になります。小豆と寒天が組み合わさっている水ようかんはまさにその役割を果たしてくれる最高のスイーツであることがわかります。
夏バテにならないよう気を付けていても知らないうちに体はダメージを受けています。
屋内外の気温差で自律神経も乱れ、だるさや不調を感じるようになってからでは遅すぎます。緑茶との相性も抜群のようなので暑い夏を上手に乗り切るためにも、小豆に含まれるポリフェノールと緑茶に含まれるカテキンなどをうまく摂り入れて体内で発生する活性酸素を取り除きましょう。
夏バテ気味だなと感じた時は、水ようかんを食べましょう!
そのつるんとした食感が疲れた体も心も癒してくれること間違いなしですね。
おすすめの水ようかんはこれ!
あんこ屋さんの有機水ようかん こしと小倉です。上品な甘さ滑らかでみずみずしい味わい、有機小豆と有機砂糖を使用した甘さ控えめカップタイプ(100g)の有機水ようかんです。
あんこ屋 野中のなめらか水羊かん こしと小倉です。北海道産小豆、ビートグラニュー糖、寒天、塩だけで作った喉越しがさわやかでとろける食感が自慢の老舗あんこ屋の水ようかん(80g)カップタイプです。
作ってみました!「手づくり水ようかん」
~カップ入りぜんざいと寒天を使って手づくり水ようかんを作ってみました。~
作り方は超簡単でお好みの固さで適量の寒天と水をと煮詰めて最後にぜんざいを入れるだけです。冷蔵庫で冷やせば完成です。
ぜんざいに甘味があるのでお砂糖は不使用です。
今回は400mlの水と4gの寒天(1/4本ほど)、カップぜんざい2個を使用しました。少し固めの美味しい小倉水ようかんになりました。カップに入れると4個~5個作れます。
ぜんざいに重みがあるのでそのまま器に入れて固めると2層にわかれます。見た目も涼しそうで寒天の層とぜんざいの層それぞれ美味しく楽しめます。ぜんざいを均等に固めたい場合は少し固まったころに一度かき混ぜましょう。
使ったのはこれ!
あんこ屋野中の手作りぜんざい(翔栄ファームカフェ、東中野の店舗にて販売中です。)