農場スタッフが只今収穫中!
今年もとってもジューシーで甘いです!
こんにちは、翔栄ファームカフェです。
今年もばんかんジューシーが入荷しました。そのままむいて食べても、絞ってジュースにしても、とっても美味しいばんかんジューシーなのですが・・・
翔栄ファームカフェでは、ばんかんジューシーを使って発酵シロップを作ってみました。
発酵シロップとは野菜や果物が持つ酵素と微生物自体の働きによって発酵・熟成させ抽出した液体のことです。水や炭酸で割れば発酵ドリンクとして美味しくいただけます。
食事だけではとることができない栄養が補えるばかりでなく、消化しやすいため胃腸に優しく、美容にも効果があると言われています。
今回はばんかんジューシーを使ってご家庭で簡単にできる発酵ドリンクの作り方をご紹介します。
翔栄ファームカフェ(東中野)店舗でも只今発酵中です。
店舗のみのお取り扱いとなりますが、「ばんかんジューシーの発酵ドリンク」を近日販売予定です。
お楽しみに!
ばんかんジューシーはどんな果物?
ばんかんジューシーは熊本の大自然が育んだ初夏から夏のこの時期にしか収穫できない今が旬の柑橘系フルーツです。
切ったそばから果汁が雫れ落ちるほどジューシーな、見た目がグレープフルーツに似ているので和製グレープフルーツとも呼ばれています。
しかし、グレープフルーツのような強い酸味はなく、さっぱりとした甘みが特徴です。ビタミンCたっぷりなのでお子様からご高齢の方まで幅広い年代の方々に好まれる食べやすい味わいです。
ビタミンCは過剰な酸化を抑えてくれる抗酸化作用や美肌作りに必要なコラーゲンの生成や丈夫な骨作りにも欠かすことができない成分です。
ばんかんジューシーで発酵ドリンクをつくろう!
【準備しよう!】
ガラスの容器
容器は中の様子が見えるガラスの容器がおすすめです(ガス抜き蓋があるものだと尚可)。大きさは素材の3倍~4倍位がおすすめ。500gのばんかんジューシーの場合は2~3リットル用の瓶を準備しましょう。
ばんかんジューシー
砂糖
ばんかんジューシーと砂糖の割合は、ばんかんジューシー1に対し、砂糖1.1とします。
ばんかん(2個)およそ700gの場合、砂糖は770gとなります。
砂糖を入れることにより晩柑の水分と酵素を溶け出さ、また酵母菌のエサとなり酵素を作り出します。
砂糖を大量に入れる事には抵抗がありますが、素材に対して砂糖1.1倍の量が酵素をうまく発酵させ、安定した発酵状態が保てるため発酵シロップをカビたり腐らせたりしない失敗のない濃度とされているようです。
翔栄ファームカフェではオーガニックシュガーを使用しています。有機サトウキビ100%使用のクセがなくすっきりとした甘さの自然食品です。
しぜんとくらそのオーガニックシュガーはこちら
水切りざるやガーゼ
出来上がった酵素ドリンクの不純物をこします。
実際に作ってみよう!
①ばんかんジューシーを良く洗います。(皮の汚れが気になる場合は2~3分、50℃ほどのお湯に漬け込んで洗い、冷水にとって冷やします。)
*皮と実の間にも栄養成分が豊富です。
素材となるばんかんジューシーは農薬不使用・ノーワックスのため安心して皮ごとお使いいただけます。
②一口大の大きさにカットします。
③消毒したガラス容器に砂糖とばんかんを順に入れ、最後は砂糖でふたをするようにします。
*手づくりのうれしい利点は防腐剤や添加物が入っていないところです。小さなお子さんにも健康に気を使っている方にも安心してお召し上がりいただけるのが手づくりの醍醐味です。
しかし、雑菌の増殖によって素材が傷んでしまう可能性もあります。そのため、カビの発生を予防して長期間保存するためにも瓶の消毒は大事なことです。熱湯消毒や消毒用エタノールやホワイトリカーなどを使ってアルコール消毒をしてから使用しましょう!
④ 直射日光が当たらないところに置き最初の1~2週間くらいは毎日良くかき混ぜましょう。その際、手は石鹸を使わないで洗い、水気を切って素手で混ぜます。手についている常在菌が発酵を促す役割をしてくれます。
⑤ 1週間ほどたつと泡がシュワシュワと出てきます。発酵が進んでいることがわかります。
⑥1か月ほどで完成です。
ざるでこし、保存瓶に入れたら完成です。舌触りをなめらかにしたい場合はガーゼなどを使ってさらに不純物を取り除くといいでしょう。
完成したら冷凍して保存しておきましょう。しっかりと発酵したシロップはカチカチには凍りません。シャリシャリとした感じになるのでそのままアイスのように食べるのも美味しそうですね。1年ほど冷凍保存が可能です。
炭酸や水、お酒と割ってドリンクにしたり、お酢とオリーブオイルでドレッシングにしてサラダと一緒にいただいたりとオリジナルの方法でお楽しみください。
ばんかんジューシーの成分が認知症を改善する?!
ばんかんジューシーは皮が厚い柑橘フルーツです。そのまま生で皮ごと食べるのは難しいですが、皮の部分にはフィトケミカル*など栄養素が豊富に含まれています。
フィトケミカル*(ファイトケミカル)
抗酸化作用、免疫力向上など健康に良い影響を与えるかもしれない、野菜、果物、芋類、海藻などの植物に含まれる化学成分のことです。
植物が紫外線や有害物質などの害から身を守るために作り出した色素、香り、アク、辛みなどの機能性成分のことでそれらの成分は健康に生きる手助けをしてくれます。
ばんかんジューシーの果皮に多く含まれる「オーラプテン」という機能性成分には認知機能を低下させる原因となる脳内の炎症を抑える働きがあることがわかりました。
高齢者を対象とした比較実験を行った結果、半年間、ばんかんジューシーに含まれるオーラプテン6gを摂取した高齢者の短期記憶力が維持改善傾向であるという結果が得られました。(愛媛県「戦略的試験研究プロジェクト」による認知機能維持・改善に対するオーラプテンの効果を確認するための試験を実施より)
オーラプテンは抗炎症、脂質代謝の改善、肝臓内の中性脂肪抑制、認知症改善などの効果あるとされ、実や果汁にはほとんど含まれず、皮にのみ含まれているのが特徴の成分です。
ばんかんジューシーにはグレープフルーツの約4倍のオーラプテンが含まれていると言われています。
このシュワシュワとした泡が出てくれば素材が発酵しています!
暑い夏の夏バテ防止にも、栄養を丸ごといただける発酵ドリンクはおすすめの飲み方のようですね!