1)ジュースクレンズのすすめ
コロナ禍でお家時間が増え、時間に余裕ができたせいか「健康であること」を気にかけるようになった方も多いのではないでしょうか?
少しでも健康的であるために運動して汗を流したり、安心・安全な食材を使った食事に改善したりと、体をデトックスする習慣が注目されるようになりました。
その中でも消化器官を休めて体の中から洗浄・浄化ができる「ジュースクレンズ」が話題になっているようです。
以前はモデルさんやアスリートの方がすることと思われていましたが、最近では一般の方もジュースクレンズを日常的に取り入れ、積極的に「体の中からきれいになること」を心がける方が増えてきました。
体内の老廃物を排除するためには体内の血液がどろどろしている酸性の状態ではなく、弱アルカリ性の健康な状態でなければいけません。
ジュースクレンズとは、1日の食事をすべてアルカリ性の野菜や果物を搾ったコールドプレスジュースと水に置き換えることで、身体の機能を整えるプログラムでダイエットとは違います。
体の中をコールドプレスジュースで洗浄、浄化させ消化の負担を減らすことでからだが持っている機能を回復させることを目的にしています。
1日3食、普通に食事をした場合、消化に必要なエネルギーは1600kcalほど、フルマラソン1回分と言われています。
ジュースだけで過ごすことでこの消費に使われる予定のエネルギーや酵素を代謝アップや内臓の回復に回すことができます。
免疫力アップ、肌や髪の毛などの再生、アンチエイジング、老化物の排出、むくみ改善などに使えるようになります。
美容効果が高く、体質を改善することが可能になります。また野菜や果物の栄養素を丸ごと摂取できるので栄養不足になる心配もなくその結果、ダイエット効果が得られることにもなります。
酵素には食べたものを分解吸収する働きの消化酵素と新陳代謝・排泄、血液循環にかかわる働きをする代謝酵素があります。体内の酵素の働きが悪いとエネルギーとして作用しなくなってしまいせっかくの栄養も無駄になってしまいます。
本来、酵素は体内で作り出されるものですが、20代後半くらいから作り出される酵素がすこしづつ減少してしまいます。
そのため体外から酵素を摂取する「食物酵素」が必要となります。しかしながら、酵素は熱に弱く48℃で死滅してしまうため、活きたまま摂取することが難しく、活きたままの酵素を体内に運ぶためには生の食材から摂取することが一番です。
丸ごと大量の野菜や果物が摂れるコールドプレスジュースを飲むことは理想的な摂取方法と言えるでしょう。
2)コールドプレスジュースとは?
専用のスロー(低速圧縮絞り)ジューサーで低速回転させ熱を加えず(コールド)、圧力をかけて(プレス)、野菜や果物の栄養を壊すことなく絞り出された非常に栄養価が高いジュースのことです。熱により失われるビタミンやミネラルがそのまま残されます。
ちなみに大人が1日に必要な野菜の量は350g、果物の量は200gだそうです。
コールドプレスジュースにすればたった1、2杯程度なので簡単に効率よく1日のノルマを摂取することができるという計算になります。
3)ジュースクレンズのやり方
一定の期間とはいえ固形物をとらず水、砂糖、添加物、保存料を一切使わないコールドプレスジュースのみで過ごすことに不安を感じられる方も多いことでしょう。
そんな方は最初から本格的なクレンズに挑戦するのではなくまずは「プチクレンズ」から始めてみませんか? ビセットジュースについてはこちら
例えば、
- 晩御飯もしくは朝ごはんだけ置き換える
- 半日だけ、1日だけ、週末だけ食事を置き換える
など、
ご自身の生活リズムにあわせて取り入れて内臓に休みを与え体内を綺麗に浄化、リセットし、健康な体に戻すことに挑戦するといいようです。
ビセットジュースの場合は飲む順番には決まりがなく、本数が多いと感じられる場合は無理せず減らしても大丈夫です。ただし、ジュースと同量の水を摂取することがジュースクレンズを成功させるポイントです!
痩せたいからと単純に1日絶食をするとその後のリバウンドが起こりやすく、胃腸への負担も大きいので体調不良を起こすこともあるようです。
うまくコールドプレスジュースを取り入れて生活習慣を整え、不調のないからだ作りを目指してみましょう。代謝が高まることで痩せやすい体質になるとも言われています。
4)ジュースクレンズ、チャレンジ前に!
ジュースクレンズはスープやおかゆ等を前後にとりいれながらコールドプレスジュースを飲むことで胃腸への負担を減らすことができ、リバウンド対策にも効果があると考えられています。
内臓を休ませたことで考えがクリアになった、疲れにくくなったなどいろいろな健康効果を実感したという方が多いようです。
~ジュースクレンズをチャレンジする前には以下のことに注意しましょう!~
- ジュースの材料に個人的にアレルゲンとなる食材はないか?事前に確認しましょう。
- 1日の目安量を正しく飲むようにしましょう。過剰摂取は体調不良の原因となります。
- サプリメント、薬を飲んでいるなど飲み合わせによる効果の副作用にも注意が必要です。心配な場合は事前に医師に相談することをお勧めします。
- 一時的でも体に負担がかかるので妊娠中、授乳中は控えましょう。
- ジュースクレンズ中はゆったりと過ごし、激しい運動、サウナ、カフェイン、タバコ、アルコール、炭酸水や乳製品などは控えましょう。
- (お腹がすいてストレスを感じることもあるのでウオーキング、ヨガ、ストレッチなどの軽い運動なら可、リラックス効果が得られます。)
- クレンズを始める前日に準備食、翌日には回復食を取り入れて体への負担を軽減させましょう。
- 朝目覚めたらコップ1杯以上の常温の水を、お水やノンカフェインテイーなどを1日1.5㍑以上は飲むようにしましょう。
こんな時は中止することも考えて!
「ジュースクレンズ中の好転反応」
頭痛や倦怠感、眠気など風邪の初期のような症状が出ることがあります。体がデトックスされて効果がでている証拠なので次第に良くなります。が、個人差がありますのでつらい場合は無理をしないで安静にお過ごしいただくか、場合によってはクレンズを中止しましょう。
ため込んでいた老廃物や毒素を排斥するために起こる症状で血液中に毒素が流れ出すために起こるのが「好転反応」です。
体験者のお話によると日常的に
・カフェインを良く飲む方は頭痛
・甘いものを良く食べる方はイライラや憂鬱な気分
・塩分を多く摂る方は目がチカチカしたり皮膚トラブル
・油っぽい食事が多い方は尿の変色や苦み
などの症状が起こる傾向があるようです。
水分をたくさん摂るのでトイレが近くなりますが毒素を排出するためにも我慢しないようにしましょう。
「ジュースクレンズBefore:準備食のおすすめ」
ジュースクレンズの効果を最大に前日はスープサラダなど野菜中心の消化に負担がかからない食事をこころがけ、動物性たんぱく質、揚げ物は避けましょう。これらの準備食はクレンズ中の負担も軽減できます。
前日は就寝4時間前くらいまでには夜ご飯を食べ終わるようにし、腹8分目を意識するとよいでしょう。準備食をしっかりと食べることはクレンズ中の空腹の反動を抑え、負担を軽減してくれます。カフェインは前日から控えることで好転反応時の頭痛、倦怠感を和らげる効果があります。
クレンズ当日は起床後、ジュースクレンズに入る前にお水(または白湯)をコップ1杯(250ml)以上飲みましょう。
「ジュースクレンズAfter:回復食のおすすめ」
クレンズ中は固形物を摂らず中身は空っぽ、吸収率が倍以上といわれるほど良い状態です。そこへいきなり普段と同じ食事をしてしまうと胃に負担がかかり胃痛や酷いときは嘔吐の原因にも、血糖値が急激に上がってしまうことで逆に食欲が増し、リバンドの原因にもなります。
ジュースクレンズ中の効果を高め効果を持続させ、リバンドさせないためにも糖質の高いもの、動物性の油、暴飲暴食は避け、胃に負担をかけないで吸収させたい栄養素をゆっくりと食べ過ぎないようによく噛んで摂るようにしましょう。
材料にも気をつけましょう!
ジュースクレンズを始めるにあたって何よりも大事なことは材料選びです。コールドプレスジュースの原料が無農薬・有機素材(難しい場合は減農薬)であることにこだわるということです。
健康やデトックスの為に始めるジュースクレンズ、せっかく生の生きた酵素が摂取できる無添加のコールドプレスジュースなのに材料となる野菜や果物に農薬がたくさん使われていてはその成分も丸ごと飲んでしまうことになります。
野菜や果物は原産地が確認でき最高に栄養が蓄えられている旬のものが使われていることも確認できると安心ですね。
ジュースクレンズは野菜や果物の栄養素と酵素を摂取しているため飢餓状態にはならず、からだへの負担を抑えながら体内の毒素の排出を促します。
本格的にジュースクレンズを始める場合はすべての食事をジュースと水に置き換え1日~3日ほど過ごします。
ジュースクレンズを始めてから48時間後には身体が再生を始めるため内臓機能の回復や免疫力の向上が期待できると言われています。
食事を完全にまたは部分的に断つファステイング(断食)もデトックス効果があることで美容や健康に良いという事で話題になっている点は同じですが、ジュースクレンズは一定期間の食事をジュースに置き換えて過ごすという健康法です。
準備食、回復食をそれぞれ1日づつ定めることが必須で3日間のジュースクレンズの場合、前後3日づつの期間が必要となるので9日間がジュースクレンズ期間として必要となります。
プログラムにもより時間を定められている場合もありますがジュースクレンズは好きな時にいつでもジュースを飲んでもよく、また味わうことができるので全く食事を摂らないファステイング(断食)よりは楽に感じられるかもしれません。
しかしながら、やり方を間違えると栄養不足にもなりかねませんのでクレンズの期間は最長でも5日程度までにからだに必要な酵素と栄養素を補いながら解毒を行いましょう。
ちなみに1食だけを夜だけコールドプレスジュースに置き換える「夜だけ置き換えダイエット」は、1食だけでも摂取カロリーを減らすことで内臓を休ませることができるので、それなりにダイエット効果も得られると言われています。
夜はついつい食べ過ぎてしまいがち、夜7時以降は摂取した栄養が体内に吸収される働きが強くなると言われています。そのためコールドプレスジュースに置き換え余分なカロリーを摂取しないで過ごすのは効率が良いと考えられます。
1日だけでもジュースだけではきついという方には1食だけ置き換えダイエットからはじめてみるのもいいかもしれませんね。