今年の前橋圃場はきゅうりが豊作!東中野のビセットプラザには毎日圃場で収穫した新鮮なきゅうりがたくさん届きます。
前橋圃場で収穫されているのは「ときわ地這い(じばい)きゅうり」、地這いきゅうりとして定評のある固定種です。きゅうりの風味が濃くて、歯切れが良く、食感がおいしい、皮が薄く、苦みも少ない、美しい濃緑色が特徴のきゅうりです。
豊作です!「ときわ地這いきゅうり」
地這い(じばい)とは?
地面に這わせて育てる方法のことで支柱を立てて上に伸ばす普通のきゅうりの育て方とは違い、そのまま地面に這わせるため、支柱を立てる手間を省くことができるという利点もあるのですが、何より暑い夏の太陽を直接浴びないで育つことができるのできゅうりにとっても快適な環境下、きゅうりの気持ちになって考えられた育て方と言えます。地面に這うように育つことができるので95%が水分と言われているきゅうりの乾燥を防ぐことができます。
おかげさまで前橋圃場のきゅうりはみずみずしく、すくすくと元気に育っています。自然栽培なので雑草にもまみれたきゅうりを踏みつぶしてしまわぬように慎重に、圃場のスタッフたちも毎日暑さと戦いながらきゅうりを美味しい状態でお届けできるようにと収穫に励んでいます。
この「ときわ地這」は地這いに向く白いぼ系*の品種として昔から親しまれてきました。固定種のきゅうりは、きゅうり本来の苦みや青臭さ(そこがいいのかもしれませんが)が強く感じられることが多く、それらが苦手な方にはときわ地這いきゅうりはとても食べやすいきゅうりなのでおすすめです。
*白いぼきゅうり
果皮の緑色が濃く、いぼの先端が白、皮が薄くて苦味が少ない、食べやすいきゅうりです。
長さ30mのうねの中、圃場スタッフは汗だくになって葉っぱをかき分けながら収穫回収しています。
夏バテ、水分補給に!「きゅうり」
きゅうりはほとんどが水分、だから栄養がないと思われている方も多いのではないでしょうか?そんなことはありません。夏バテや水分補給に、代謝を良くする食材なので暑い夏には欠かせない栄養素がたっぷりの野菜です。
●ビタミンK
ビタミンKは脂溶性のビタミンで出血したときに血液を固めて止血、凝固因子を活性化させる働きや骨のタンパク質の活性化、骨の形成を促すなど骨粗しょう症の治療薬にも使用されています。
●葉酸
葉酸は水溶性のビタミンB群の仲間で、赤血球の形成を助けたり、胎児の成長に重要な働きや胎児の神経管閉鎖障害という神経管の発育不全を予防する効果があるため妊娠初期の女性には欠かせない栄養素です。
●ビタミンC
ビタミンCは人の体内では合成できない水溶性のビタミンなので食事から摂取するしかありません。コラーゲンをつくるために必要な栄養素で、皮膚や粘膜、関節などの健康を保ち、鉄の吸収を促進、ストレスへの抵抗性を強める働きなどがあります。
●カリウム
カリウムはナトリウムとバランスをとりながら、体の状態を一定に保つために必要な栄養素です。高血圧の予防や改善の、脳卒中の予防や骨密度の増加にも効果的です。また、カリウムには体の熱をとる作用があり、のどの渇きや発熱時にも良い食材です。水分の代謝を促進させ、むくみや排尿の異常、熱中症の予防にも効果的です。
きゅうりを美味しく食べるには?
●板ずり
きゅうりを生で食べるときには「板ずり」をしましょう。塩を振って、まな板の上でゴロゴロ転がします。色が鮮やかになり、いぼが取れ、渋みも取れるので美味しさが増します。
●酢の物にするとき
酢の物にするときは立て塩に漬ける*と水分が抜け味がなじみやすくなります。
立て塩に漬けるとは?
薄い塩水(水1カップ、塩小さじ1)にきゅうりを10分ほどを目安に漬けることです。
それでは、圃場スタッフおすすめ!きゅうりの簡単レシピをご紹介します。とっても簡単なのでぜひ試してみてくださいね。
きゅうりは生でそのままかじることができるので、家庭にある調味料、塩、醤油、味噌、お酢、砂糖などをお好みで和えたり、漬けたりするだけで美味しくいただけます。また、キムチと和えたちょっぴり辛い「キムチきゅうり」なども食がすすまなくなるこの時期にはおすすめです。酵素玄米ご飯と一緒に食べれば夏バテも吹っ飛んでしまいます。
お好みでいろいろなものと組み合わせてご家庭の味をお楽しみいただきながら暑さ対策をしてみませんか?
元気にすくすくと育った翔栄ファームのきゅうりをボリボリ食べて、暑すぎる今年の夏に負けずに健康な毎日をお過ごしください。