今年も前橋圃場ではときわ地這胡瓜(じばいきゅうり)が豊作です!
収穫されているのは、農薬・化学肥料不使用の自然栽培で育てた「ときわ地這胡瓜」、胡瓜の風味が濃くて、歯切れが良く、食感がおいしい、皮が薄く、苦みも少ない、美しい濃緑色が特徴の地這胡瓜として定評のある固定種です。
今年もお届けします!「ときわ地這胡瓜」

地這胡瓜とは?
地這胡瓜は地面を這うように育つため、伸びる方向が交互になるように弦を誘引し、収穫の際の足場を確保しています。龍ケ崎から稲わらをいただき周りに敷いた後、前橋でも緑肥としてライ麦を栽培していたものを敷き藁として活用しています。収獲は朝まだ朝露が残っている時間から開始して、収獲の際に古い葉を落としたり、曲がり果を摘花したり、除草をしています。
支柱を立てて上に伸ばす普通の胡瓜の育て方とは違い、そのまま地面に這わせるため、支柱を立てる手間を省くことができるという利点もあるのですが、何より暑い夏の太陽を直接浴びないで育つことができるので胡瓜にとっても快適な環境下、胡瓜の気持ちになって考えられた育て方と言えます。地面に這うように育つことができるので95%が水分と言われている胡瓜の乾燥を防ぐことができます。
おかげさまで今年も前橋圃場の胡瓜はみずみずしく、すくすくと元気に育っています。自然栽培なので雑草にもまみれた胡瓜を踏みつぶしてしまわぬように慎重に、圃場のスタッフたちも毎日暑さと戦いながら胡瓜を美味しい状態でお届けできるようにと収穫に励んでいます。
この「ときわ地這」は地這いに向く白いぼ系*の品種として昔から親しまれてきました。固定種の胡瓜は、胡瓜本来の苦みや青臭さ(そこがいいのかもしれませんが)が強く感じられることが多く、それらが苦手な方にはときわ地這胡瓜はとても食べやすい胡瓜なのでおすすめです。
*白いぼ胡瓜
果皮の緑色が濃く、いぼの先端が白、皮が薄くて苦味が少ない、食べやすい胡瓜です。

7月初めの胡瓜の様子です。青白い長く突き出ているものは葱です。麦わらを敷いたところよりも弦が伸びてきているので草を刈って敷いてあります。今年の前橋は雨が少ない傾向にあり、特に6月は例年より雨量が少なかったため夕方には水やりをします。
「ときわ地這胡瓜」は安心・安全な食をお届けする通販サイト しぜんとくらそ「夏バテ防止に!胡瓜を食べよう!」で販売しております。東中野の店舗「ビセットプラザ」でもお取り扱いがございますのでお近くの方はぜひ、お立ち寄りください。
夏バテ、水分補給に!「胡瓜」

胡瓜はほとんどが水分、だから栄養がないと思われている方も多いのではないでしょうか?そんなことはありません。夏バテや水分補給に、代謝を良くする食材なので暑い夏には欠かせない栄養がたっぷりの夏野菜です。
胡瓜にはカリウム、ビタミンK、ビタミンC、食物繊維、銅、モリブデンなどの栄養素が豊富です。むくみ予防、美肌効果、便秘改善、骨を丈夫にする、高血圧予防、夏バテ緩和など様々な健康効果や低カロリーで満腹感を得やすいためダイエットにも役立ちます。
胡瓜は生で食べるのが一番おすすめです。新鮮なうちにそのまま食べる、一番栄養が効率的に摂取できる食べ方です。からだを冷やす作用があるので食べ過ぎには気を付けましょう。ネギや生姜などからだを温める食材と一緒に食べるといいかもしれませんね。
胡瓜を美味しく食べるには?
●板ずり
胡瓜を生で食べるときには「板ずり」をしましょう。塩を振って、まな板の上でゴロゴロ転がします。色が鮮やかになり、いぼが取れ、渋みも取れるので美味しさが増します。
●酢の物にするとき
酢の物にするときは立て塩に漬ける*と水分が抜け味がなじみやすくなります。
立て塩に漬けるとは?
薄い塩水(水1カップ、塩小さじ1)に胡瓜を10分ほどを目安に漬けることです。
【作り方】
1.胡瓜は輪切り(厚さはお好みで1㎝ほどにすると歯ごたえがあります。)
2.鍋にみりん、醤油、砂糖、酢、赤唐辛子を入れ砂糖が解けるまで火にかけ一旦火を止めます。1の胡瓜を加え混ぜ、再度火をつけて湧いてきたら止めます。
3.冷めたら胡瓜を取り出し、煮汁を煮詰め(3分の2くらいの量になるまで)、胡瓜を入れ火をつけ沸いてきたら火を止めます。
4.冷めたら酢(大さじ1)を入れ、保存容器に胡瓜が浸かるように煮汁を入れて冷蔵庫で保存します。
5.お好みで生姜を入れても。
日持ちし(冷蔵庫で2週間ほど)、時間が経てば経つほどおいしくなるので、胡瓜をたくさん買ったときに作っておくとご飯のお供になるので便利です。