こんにちは、翔栄ファームカフェです。
翔栄ファームカフェでお届けしている生活習慣病予防をテーマにした新しい特集『生活習慣病を防ごう!』はお楽しみいただいていますか?。
生活習慣病ってどんな病気なの?
予防するための食生活とはどうしたら良いの?
その改善方法はどのようにしたら良いの?
などの疑問と対策をその症状ごとにご紹介させていただきたいと思います。
天然のインスリン!菊芋
皮をむくと真っ白なヤーコン!シャキシャキ食感がクセになる!
高血圧やコレステロール、血糖値など年齢を重ねるとともに高くなってしまう数値、食生活を改善しなければいけないなあと健康診断のたびに思いながらも・・・
なかなか改善することができないでついついそのまま放置してしまってはいませんか?
そんな悩みを持つ方々に伝えたい、生活習慣病を予防する方法は1つ、今の生活習慣を変えるだけです。 健康診断のたびにその結果にびくびくしているだけでは何も変わりません。今日から始めてみませんか?生活習慣の見直しと改善を・・・
生活習慣病と言えば思い当たる「糖尿病」、サイレントキラーとも呼ばれるように症状もなく身体をむしばんで気づいた時には遅い!なんてことのないように・・・
前回の「糖尿病!自覚症状がない!サイレントキラーと呼ばれる怖い病気」に続き、生活習慣病を防ごう、糖尿病特集の第7章II、「菊芋とヤーコンのすごい力!糖尿病の予防と改善効果が期待できる健康野菜」がテーマです。
翔栄ファームがこの秋に収穫を迎える自然栽培で育てた菊芋とヤーコン、実はすごいパワーがある健康野菜だとか・・・
菊芋には天然のインスリンと呼ばれるほどの栄養成分が含まれており、ヤーコンにはフラクトオリゴ糖成分がたっぶり、どちらも糖尿病の予防や改善に効果があると言われています。
今回はすくすくと育ち、皆様にお届けできるのを楽しみに待っている翔栄ファームの菊芋とヤーコンについてもご紹介しています。
これからも「生活習慣病を防ごう!」を更新していきます。
ぜひご自身の生活習習慣の見直しに役立てていただき、健康寿命を延ばしましょう。
天然のインスリン! 菊芋!
すべての野菜の中でイヌリンの含有量がNO.1ともいわれている菊芋、イヌリンは糖尿病を予防する効果があると期待されている成分で菊芋は奇跡の健康野菜と言われています。
イヌリンは100%植物由来の水溶性食物繊維で腸に届くと水分を吸収し、ドロドロとしたゲル状になり、腸内を綺麗にしながら食べたものを緩やかに胃から小腸へ移動させてくれます。
これにより、腸内環境が改善され、糖質の吸収速度が緩やかになり、食後に急激に血糖値が上昇するのを防いでくれます。
血糖値が上がる、下がる仕組みを簡単に述べると食事で摂った糖質*は様々な臓器を通りながら分解され単糖類(ブドウ糖)になります。このブドウ糖が吸収され、血液に流れることで血液中の糖の濃度が上がる、このことが血糖値が上がると言われている症状です。
*糖質とは炭水化物のうちの食物繊維以外のものを言います。
吸収されたブドウ糖がエネルギー源として体の色々なところに運ばれていくことによって血液中のブドウ糖の値が下がります。血糖値が下がるということになります。
インスリンは肥満ホルモンともいわれている血糖値を下げる唯一のホルモンです。余ったぶどう糖は脂肪細胞に運ばれ体に蓄積され肥満となります。
糖尿病は血糖値が上がった際に血糖値を下げる働きをするためのすい臓から分泌されるインスリンが不足する病気です。イヌリンはお腹がすきにくくなることで血糖値の上昇を抑えとどめることができるので糖尿病のかたに効果的と言われている食材です。
菊芋の約60%を占めるイヌリンは血糖値が上がる原因となる炭水化物の吸収を抑え血糖値の上昇を穏やかにしてくれる働きをしてくれます。このことから菊芋は天然のインスリンと呼ばれています。
見た目は生姜のような形、ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸、ポリフェノールなど地中のほとんどの栄養素を吸収してしまうほどの生命力を持っています。
生で食べるとレンコンのようにシャキシャキしています。甘みのあるゴボウのようで、加熱することによってさらに甘く、ほくほくとした食感になります。
素揚げにしたり、炒めたり、煮物などにして食べるのがお勧めです。
菊芋はお芋ではなくキク科の植物で菊芋の花はとても綺麗です。菊の花に似ていることから菊芋といわれているのかもしれません!
フラクトオリゴ糖たっぷり!ヤーコン!
ヤーコンは腸内環境を正常化に、また低カロリーなのでダイエット食材として注目されており、糖尿病や脂質異常症の改善のも効果があると言われています。
糖質の大部分がフラクトオリゴ糖ででんぷんはほとんど含まれません。フラクトオリゴ糖は難消化性で腸内フローラ、正式名は腸内菌叢(ちょうないさいきんそう)や脂質改善の効果を持つことで知られている成分です。
フラクトオリゴ糖の機能性として、
お腹の調子を整える、
ミネラルの吸収を促進する、
低カロリー(難消化性)、
血糖値を上げない、
脂質代謝の改善、
便臭の改善、
免疫の改善、
などがあげられ食後の高血糖を気にせず砂糖に近い甘みを楽しめる甘味料でアレルギーの心配もありません。
ヤーコンはすべての野菜の中でフラクトオリゴ糖含有量NO.1と言われています。加えて食物繊維、ポリフェノール、βカロチン、ビタミンCなどの栄養素も豊富なので美容や健康にいい健康野菜として注目されています。
健康食材として注目されているヤーコンの糖質はフラクトオリゴ糖由来なので血糖値への影響は砂糖に比べかなり少ないと言えます。
フラクトオリゴ糖は消化器官で分解、吸収されにくい性質のため摂取してもそのまま大腸に運ばれるので血糖値に作用することがないと言われています。
フラクトオリゴ糖が大腸で善玉菌のエサとなり、悪玉菌を減らしてくれるので腸内環境を整えてくれます。
ポリフェノールには強い抗酸化作用があるので動脈硬化などにアプローチされ、悪玉コレステロールの増加や血管の老化などへの働きが期待できると言われています。体内で糖質の吸収を遅らせる働きがあるので食後の急激な血糖値の上昇を予防してくれます。
また、ナトリウムを排出する働きがあるミネラルも豊富なので高血圧の改善にも効果が期待できます。
ヤーコンは低GI食品*の1つなので糖質制限をしている方にもおすすめです。
低GI食品*
Glycemic Indexの略で食後血糖値の上昇度を示します。
食品ごとに値が付けられており、GI値が低い食品は血糖値の上昇を穏やかにする働きがあると考えます。
健康な人が食事をすると食べたものの糖分がブドウ糖として血液中に吸収され、ブドウ糖が増えることですい臓からインスリンが分泌され、ブドウ糖は肝臓や筋肉、脂肪などの細胞に流れ血糖値が食事前の値に下がります。
一方、インスリンの分泌が悪い人、少ない人は血糖の処理がうまくできず、血糖値が下がりにくくなります。
血糖値が下がらない状態がずっと続いてしまうため、糖質制限をしている人におすすめなのが低GI食品です。低GI食品を選んで摂取することで血糖値の上昇を穏やかにすることができるというしくみです。
ヤーコンは南米の案ですが原産のキク科の多年草です。見た目はさつまいものような形で茶色く中は白っぽいです。生で食べると梨のようにシャキシャキしていて甘く畑の梨とも呼ばれています。
サラダにしても、加熱調理で炒めたり、茹でたりしても美味しくお召し上がりいただけます。一押しはきんぴらでしょうか?
翔栄ファームの「菊芋」と「ヤーコン」
菊芋は北米原産のひまわりの仲間です。根っこが肥大化した野菜でその部分(塊茎)を食べます。これを残しておくと次の年にそこから成長して再び増えます。
近隣の農家さんから種芋を分けてもらったのですが、収穫の際にはすべて取り切らないで次の年の為にいくつかを残しています。1か所に固まってしまわないよう、均等に収穫する工夫をしています。
ヤーコンは珍しい野菜ですが、近隣の農家さんから種芋を分けていただいて2年前からチャレンジをしています。昨年のヤーコンは全て前の年に自分たちで収穫した種芋を使った自家採種100%で育成しました。今年もどんな風に育ってくれるのか楽しみです。
農薬・化学肥料不使用の自然のままに生育した翔栄ファームの菊芋とヤーコンの収穫は11月頃、季節の野菜宅配にてお届けする予定です!お楽しみに!