こんにちは、翔栄ファームカフェです。
翔栄ファームカフェでお届けしている生活習慣病予防をテーマにした新しい特集『生活習慣病を防ごう!』はお楽しみいただいていますか?
生活習慣病を予防するための食生活とは?
その改善方法は?
などをその症状ごとにご紹介させていただいている生活習慣病の特集ページです。
百寿者が心がけていた5か条・・・
1.食事に気を付けること
2.正しい生活を送ること
3.休養と睡眠をとること
4.適度な運動をすること
5.おおらかな気持ちで過ごすこと
とのことです。見習いたいですね。
高血圧やコレステロール、血糖値など年齢を重ねるとともに高くなってしまう数値、食生活を改善しなければいけないなあと健康診断のたびに思いながらも・・・
なかなか改善することができないでついついそのまま放置してしまってはいませんか?
そんな悩みを持つ方々に伝えたい、食事を変えることで数値は必ず変わります。健康診断のたびにその結果にびくびくしないためにも始めてみませんか?食生活の見直しと改善を・・・
この特集ではこんな症状にはこの食材をこんな風に食べるといいなど、おすすめの食材と美味しい食べ方、この食材がおすすめする理由なども交えてご紹介していきたいと思います。
今回は生活習慣病を防ごう特集の第6章、「生活習慣が原因?生活習慣病にならないために、今日からできること!」がテーマです。
生活習慣病とは何なのか?どんな症状があるの?生活習慣病になるとどうなるの?
よく聞くけれどわからないそんな方の為に具体的にどんな病気でその原因は何か、放置するとどれだけ危険かなどについてをご紹介したいと思います。
これからも「生活習慣病を防ごう!」を特集していきます。身体は食事からできていると言っても過言ではありません。ぜひ正しく、美味しく、食事をして健康寿命を延ばしましょう。
生活習慣病とは?
生活習慣病とは?って聞かれても具体的にどのような病気のことでどんな症状なのか、よくわからない方も多いのではないでしょうか?
生活習慣病とは、食事、運動、喫煙、飲酒、ストレスなど生活習慣が原因で発症する疾患のことです。
以前は「成人病」などと呼ばれ原因は加齢とともに発症し進行する病気と思われていましたが、実際は加齢だけではなく、食習慣、運動習慣、喫煙、飲酒習慣など幼少時代からの生活習慣が原因となっていることがわかり生活習慣病と呼ばれるようになったようです。
健康的とは言えない生活習慣が要因で発症する病気のことで、逆に言えば生活習慣次第で発症しない病気ともいえます。
多くは発病してもかなり悪くなるまで自覚症状が現れない、健康診断で生活習慣病のリスクの指摘を受けても治療や予防へのアクションが起こせない、または起こそうとしない人が多いようです。
生活習慣病の種類と症状
~高血圧症~
塩分の摂りすぎ、肥満、飲酒、運動不足などで血圧が高い状態のことを言います。最大血圧140mmhg以上、最小血圧90mmhg以上の場合はこれに当てはまります。
高血圧が続き、動脈硬化が進んでしまうと狭心症、心筋梗塞、心不全、脳梗塞、脳出血、認知症などの恐れがあります。
~心筋梗塞~
心臓の血管に血栓ができて血液が流れず心筋の細胞が壊れてしまいます。呼吸困難や脈の乱れ、心臓の血管が詰まってしまい突然死の恐れがあります。
~脳卒中~
脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血のことを言います。
脳梗塞は脳の血管が詰まってしまう、
脳出血は血管が破れてしまう、
くも膜下出血は脳の血管に動脈瘤が発生し破裂してしまう
どれも命を落とす危険性がある病気です。
~脂質異常~
コレステロール、中性脂肪などの脂質代謝に異常があります。
動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの病気を引き起こす恐れがあります。
~糖尿病~
血液中の血糖値が慢性的に高くなります。
三大合併症(網膜症、腎症、神経障害)や動脈硬化が進行することになり脳卒中、心臓病を引き起こす恐れがあります。
~肥満~
肥満とは、脂肪組織が過剰に蓄積した状態のこと でBMI 25kg/㎡以上のことを言います。
肥満が進むと膝痛、腰痛、息切れ、いびき、睡眠時無呼吸など筋骨格系、呼吸器系の症状があらわれます。
脂っこいものばかりを食べたり、運動不足などが原因で体脂肪がたまっていきます。
糖尿病、脂質異常、高血圧、心疾患などの病気になるリスクがあります。
~肺がん・慢性気管支炎・大腸がん~
喫煙などが原因で気管支が炎症を起こし咳やたんが続き最悪肺胞や大腸などの細胞ががん化する病気のことです。
健康的とは言えない生活習慣が原因の結果引き起こす疾病ですのでその生活習慣を改善しない限りからだに起こった悪いものがどんどんたまり続けてしまいます。
蓄積され、負担となり、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳出血などの命に係わる病気を引き起こしてしまうことになります。結果、介護が必要となり健康寿命*が短くなってしまう、最悪突然命を落としてしまうこともあります。
*健康寿命とは健康上の問題で日常の生活が制限されることなく生活できる期間のこと、介護を必要としないで生活できる状態のことを言います。
生活習慣病が要因で発症する病気の中でも3大生活習慣病と言われているがん、心臓病、脳卒中で亡くなる人は約5割を占めており日本人の死因の上位を占めています。
豊かな食生活により食べ過ぎなくても摂取するエネルギーが過剰となってしまうのに反し、運動不足による消費エネルギーが減少してしまうためエネルギーの「摂取量」と「消費量」のバランスがとれていないことが生活習慣病になる要因とされています。
生活習慣病の多くは肥満、メタボリックシンドローム**などから発症することが多く、まずは「減量すること」が治療につながります。
ついつい食べ過ぎてしまい、食べてから後悔する、そんな生活を送っていませんか? 心当たりのある方は要注意です。
生活習慣の見直しを今日から始めましょう!
メタボリックシンドローム**
メタボリックシンドローム(メタボ)とは肥満症の1つで内臓脂肪症候群ともいわれ高血圧、高血糖、脂質異常症などの症状が2つ以上ある場合をいい肥満症よりも深刻な状態であることを言います。
生活習慣病予防のために・・・
まずは生活習慣病になるリスクのある生活をしていないか、ご自身の生活を見直してみましょう。
特に40歳以上、体重が増加した、お酒、たばこを吸う、運動不足、もしくは運動しない(移動は車)、睡眠不足、ストレスがあるなど生活面を確認してみましょう。
更には、炭水化物、脂っこい料理、濃い味のもの、甘い飲み物を良く食べたり飲んだりする、間食をする、深夜の飲食、野菜嫌いなど食事面はいかがでしょうか?
これらに当てはまる方は生活習慣病になる可能性があります。当てはまる数が多ければ多いほどそのリスクは高いと思ってください。
生活習慣病を予防するためにおすすめの生活習慣が、「一無、二少、三多」と言われています。
一無(いちむ)は禁煙です。
からだに悪影響をもたらすと言われているたばこの三悪と呼ばれている、ニコチン、一酸化炭素、タールを喫煙ゼロにより体の中に入れないようにすることです。
二少(にしょう)は小食と小酒です。
「腹八分目に医者いらず」と言われていますが暴飲暴食をしないことで糖尿病、脂質異常症、高血圧などの予防の基本は食生活にあると言っても過言ではありません。
小食はお腹いっぱいまで食べる習慣を止めることを言います。
食事は主食、一汁三菜、果物と乳製品を八分目までよく噛んで偏食をしないで規則正しく、3つの白(白米や白パン、塩、砂糖のこと)を控えて、食物繊維をたっぷりと摂るように心がけましょう。
小酒とは1日20g程度(日本酒一合、ビール中瓶、ワイン1杯ほどの量)の飲酒量が望ましいと言われています。
たくさんお酒を飲むことにより様々な病気を誘発する可能性が高くなってしまうのは言うまでもありません。
三多(さんた)とは、
多動(体を多く動かす、1日20分程度の歩行を2回ほどと体操やトレーニングをそれぞれ10分程度)、
多休(しっかりと休む、睡眠時間をとり、月6日以上の仕事をしない日と夏休みなどの休暇をとりリフレッシュすること)、
多接(多くの人や物事に接して生活する、社会に貢献する、趣味をもつこと)、
三つの「多」の生活を送ることが理想とされています。
三つの多を実践することによりメタボを減らすことができたというエビデンスもあるようです。(日本生活習慣病予防協会より)
実践することでからだは必ず変わります。からだが変わることで「血液検査の値」もどんどん変わっていきます。人の身体は食生活から成り立っていると言っても過言ではありません。食生活を改善して生活習慣病にならない身体づくりを目指しましょう。